【朗報】86中古車は走行距離による価格変化するのかを調査してみた。意外なことが分かった!

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【朗報】86中古車は走行距離による価格変化するのかを調査してみた。意外なことが分かった!

86の中古車の価格の変化は走行距離に関係します。スポーツカーオーナーなら誰しもがご存知かもしれませんが、これは有名事実です。
ここでは走行距離が本当に86中古車の価格に影響を与えているのかについて調査していきます。

出典:http://www.photo-ac.com/

86中古車は走行距離による価格変化するのか

【ここを押さえて!】86の中古車の相場 走行距離と年式

日本が誇るスーパーカーである86の査定相場は、ごく一般的な普通の車と同じく走行距離と年式が一応の目安となり、当たり前ですが走行距離が長くて年式の古い86は安くなり、走行距離が短くて年式が新しい86は高値で売却できます。
もちろん、上級グレードや特別仕様車は高価中古車のが期待できるのは言うまでもありません。

中古車の相場は約200~600万円で、安い方の200万円は、販売当初の2008年式でベースグレードの走行距離が10万km以下の86です。600万円の高値は、年式が新しく走行距離が短い86です。中でも、特別仕様車のエゴイストや上級グレードは高値で売却可能です。 5

【基本事項】走行距離による査定額

車の走行距離は基本的に、長ければ長いほどマイナス査定、短ければ短いほどプラス査定になりますが、
査定基準は、その車が何年目に何km走っているかによって大きく変わってきます。
プラス査定を狙う場合は、6年目まで、かつ走行距離が短いほど良いと覚えておいたら良いでしょう。 6

【納得!】走行距離は査定にどれくらい影響するか?

走行距離は短いほうが車の状態も良く、売却の際の査定で評価が高いことは、なんとなく分かります。どれくらいの走行距離で長い、短いを判断するかと言えば、前述したように、一般的に1年間で1万kmが基準と言われています。

年間で1万kmを超えると過走行車と呼ばれ、中古車の価格に影響が出てきます。例えば、3年落ちの車は、3万kmが標準的な走行距離の基準となります。

この査定における「走行距離」の評価は、車のランクによって基準が決まっています。
国産車の場合、ランクの高い順で「特C ・特B ・ 特A ・Ⅰ ・Ⅱ ・ Ⅲ ・ Ⅳ ・軽」の8つが設けられています。86は「特Cクラス・特Bクラス」に相当します。

以下の表は日本自動車査定協会(JAAI)が設けるランク別の点数表です。この表を元に点数をプラス、マイナスで査定します。点数は1点につきおよそ1,000円の加減点です。例えば85点なら85,000円プラス査定ということになります。

表で見ると、6年落ちまでは「年間の走行距離が1万km」が基準となっていることがわかります。なぜ6年かというと、車の減価償却の期間が6年と定められているためです。6年以降は年間1万kmを超えるとマイナス査定となります。 7

特Cクラス・特Bクラス

1年 2年 3年 4年 5年 6年 7年 8年 9年 10年 10年~
1万km 0 110 195 280 310 315 270 225 210 210 210
2万km -110 0 85 170 210 255 270 225 210 210 210
3万km -250 -85 0 55 100 135 165 180 210 210 210
4万km -420 -225 -70 0 0 0 45 90 135 135 135
5万km -590 -390 -210 -85 0 0 0 0 0 45 45
6万km -700 -560 -350 -225 -140 -75 -30 0 0 0 0
7万km -810 -670 -460 -350 -250 -165 -120 -75 -30 0 0
8万km -925 -785 -575 -460 -365 -255 -210 -165 -90 -60 -45
9万km -1035 -895 -685 -560 -450 -330 -270 -225 -150 -120 -105
10万km -1150 -1010 -800 -645 -530 -405 -330 -285 -210 -180 -165

上記表を見てもわかりますが、走行距離が長ければ長いほどマイナス評価になってしまいます。しかし、走行距離が長い車はすべて状態が悪い車なのかといえば一概にそうは言えません。
例えば走行距離が短くても都心で乗車し、低速度で発進と停止を繰り返していた車はエンジンにかなりの負担をかけているため状態の良い車とは言えません。逆に走行距離が長くても、高速道路を利用していて、エンジンを高回転で走り続けていた車はかなり状態が良いです。

走行距離と年式だけでは一概に車の良し悪しは判断できませんが、中古車市場では10万kmを超えた車など、過走行車は買い手がつかない(需要があまりない)ために査定が安くなってしまいます。

まとめ

車にとって良い道路環境で丁寧に乗ってたとしても売却の時、あまり査定に影響しないのが残念なところです。言い換えると中古車を購入する場合は、走行距離が長い車でかなり状態の良い掘り出し物がたくさんあることを意味しますし、走行距離が短くても状態の悪い車もたくさんあります。しっかりと自分の目で見て確認したいものです。 8