86のよくあるトラブル 冷却系編

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86のよくあるトラブル 冷却系編

86を購入したが原因不明のトラブルが唐突に起こったという話をよく聞きます。これは、86に限らずスポーツカーを購入すると避けては通れないことです。そのため本記事がお役に立てたら幸いです。

出典:http://www.photo-ac.com/

冷却系トラブル まとめ こんな時はすぐ修理を!

オイル漏れじゃなさそう。もしかして、水漏れ?

冷却水漏れかもしれません。86は、冷却水(※1)抽入口の他にも樹脂製でできている部分が2つあります。
エアセパレートタンク(※2)とラジエーターアッパータンク(※3)です。今回注目したいのは、こちらが経年劣化のため冷却水漏れを起こすことがあると言うことです。もし、冷却水漏れに気付かず走行を続けるとオーバーヒート(※4)によるエンジンにダメージを負ってしまうこともあるため十分気を付けないといけません。 9  10
オイル漏れもそうですが、冷却水漏れも停車中に車の周りを見るなど癖をつけて日頃から気にしておきましょう。

※1. 水温が上昇した冷却水を、ラジエーター等で空気に放熱して水温を下げ、循環させて再利用する水のこと。 11
※2. エンジンの熱でキャビテーション(※5)を起こしたクーラント(※6)から気泡のみを取り除き、エンジン内をクーラントのみで満たす。 12
※3. ラジエーター本体の上側のタンク部分のこと。 13
※4. 熱し過ぎた結果、動作不良を起こした場合。 14
※5. 液体の流れの中で圧力差により短時間に泡の発生と消滅が起きる物理現象。 15
※6. 自動車のエンジンを冷却する為に使われている。 16

まとめ

今回は冷却関連のトラブルをまとめました。冷却水路は樹脂製品を使ってることが多いので、経年劣化により熱硬化が起こり樹脂部分が破損すると思っておいたほうが良いでしょう。冷却水はエンジンを冷却する大事な役目があるので、それがなくなってしまうとエンジンは、故障してしまいます。日頃から気を付けて見ておきましょう。もちろん定期的にスポーツカー専門店でメンテナンスを行っているオーナーさんは大丈夫です。もし行きつけのスポーツカー専門店がないのなら、GTNETをお勧めいたします。スポーツカー専門店でスタッフがみんなスポーツカーを熟知しているので、とても頼りになります。また、困った時に親身になって相談に乗ってくれるので、とても助かっています。