トヨタ86 第3世代TE71型第5世代AE91/92型

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ここでは、トヨタ86(AE86)に至るまでの歴史と現代の車種についてまとめて行きたいと思います。今回は第3世代と第5世代の車種に注目して調べてみました。トレノとレビンがキーワードになってきます。また、第3世代は、2T-G型エンジンを搭載した最後の車種であることもポイントです。第5世代は不運の車種「スプリンターシエロ」このキーワードはとても重要です。どうして不運となったのか、スプリンターといえば今でもバリバリ人気で愛されている車種のひとつです。今回お届けする記事はそういったところに注目してご覧になってください。より一層楽しめると思います。

e80d715b265c014a43351abf545a83f3_s出典:http://www.photo-ac.com/

第3世代 TE71型(1979年 – 1983年)

フルモデルチェンジが行われ、ボディは3ドアハッチバックのみ、最後の2T-G型エンジン搭載モデルとなります。
乗用車系のリアサスペンションが同じリジッド方式ながらリーフリジッドから4リンクコイルへと進化し、操縦性のアップに貢献しています。
このモデルから豪華装備ではなく、単純構造に変更し軽量化を図るなど、「トレノ」という名称の意味が変化し出したモデルでもあります。 1

■カローラ・クーペ1600レビン(TE71型)

全長×全幅×全高 : 4240×1625×1325mm
ホイールベース : 2400mm
車両重量 : 990kg
エンジン : 直4DOHC 1588cc 115PS 2

【知ってる?】
2T−GEUエンジンの噂
YAMAHAが開発しただけに、回すといい音(ツインカムサウンド)しています。
DOHCエンジンの特徴です。 3

第5世代 AE91/92型(1987年 – 1991年)

このモデルから前輪駆動化(FF化)され、ボディも2ドアノッチバッククーペに1本化されました。 前輪駆動化(FF化)も販売面では功を奏し、トレノとしては未曾有の販売台数を記録した。しかし、台数の多さ故に早期から値崩れを起こしました。 4

スプリンターシエロ(AE91/92型)とは?

6代目スプリンターの5ドアハッチモデルとして「シエロ」というサブネームを携えて誕生しました。
日本では5ドアは受け入れられず、一代限りで消滅してしまったとても影の薄い車です。

■スプリンターシエロ・Xi(AE91型)

全長×全幅×全高 : 4215×1655×1365mm
ホイールベース : 2430mm
車両重量 : 1010kg
エンジン : 直4DOHC 1498cc 94PS 5

グレード別搭載エンジン一覧

TE71:
「GT」:2T-GEU型エンジン 6

AE92:
「GT-Z」:4A-GZE型エンジン

AE91:
「G」:1.5L 5A-F型エンジン 7

トヨタ86 第3世代TE71型第5世代AE91/92型 まとめ

第3世代の大きな特徴は、フルモデルチェンジが行われたことです。2T-G型エンジン搭載の最後のモデルとしてもあまりにも有名でした。第5世代になって、車体はFF(前輪駆動化)化されました。この時、トレノとしては記録的な売上を樹立しました。これは時代の流れでありFF化を皆が望んでいたからだと言えます。しかし、これに気を良くしたトヨタは増大につぐ増大で、早期の値崩れを起こさせることとなりました。スポーツカー販売の難しさを知った一面でしたね。
需要と供給をうまくバランスよく行わないとこのようになるという良い例だと言えます。同じ時期にスプリンターシエロという車種が販売されましたが、海外ではそこそこ売れたようですが、日本ではあまり売れなかったようです。その原因のひとつとして、5ドアを採用したのが受け入れられなかったと言われています。そのため、6代目スプリンターの5ドアハッチモデルはこの1台限りで終了してしまいました。
このように海外で受け入れられて、日本では受け入れられないというパターンは多く存在します。それは時代の問題であったり、そのときの流行にそぐわなかったり、販売戦力の問題だったりといろいろな要因が考えられますが、スポーツカーでヒットを飛ばすということは、そういうことで常に経営者の頭を悩ましています。ハチロクは、多田氏の貢献が大きいこともあり、このような例もありますが、未だにファンも多く出せば売れるという成果を上げている数少ないスポーツカーのひとつです。