86のよくあるトラブル ブースト不良編

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86のよくあるトラブル ブースト不良編

86を購入したが原因不明のトラブルが唐突に起こったという話をよく聞きます。これは、RX-7に限らずスポーツカーを購入すると避けては通れないことです。そのため本記事がお役に立てたら幸いです。

出典:http://www.photo-ac.com/

ブースト関連トラブル まとめ こんな時はすぐ修理を!

ブースト(※1)の調子が悪い

ブースト関連のトラブルのとき、まずソレノイドバルブ(※2)を疑いましょう。なぜならブースト制御をしているのは、ソレノイドバルブのセットされているユニット(ソレノイドユニット)だからです。ソレノイドバルブが故障すると、ブーストトラブルが起こる他、酷くなればエンジンが吹かせなくなるので、すぐに修理してもらいましょう。

※1. あらかじめ圧縮機(過給機)で予圧することにより、周囲の大気圧力以上の圧力をもつ新気をエンジンに供給すること。 1
※2. 電磁石(ソレノイド)の磁力を用いてプランジャと呼ばれる鉄片を動かすことで弁(バルブ)を開閉する仕組みを持つもので、流体(油圧、空圧、水圧など)を通す管での流れの開閉制御に用いられる。 2

ブースト不調の他にアイドリング(※1)にバラつきがある

経年劣化(主にエンジン熱による熱硬化)によりバキュームホース(※2)がダメージを受けている可能性があります。
これらを放置しておくとタービン(※3)をしっかり制御することができずブースト不調を起こします。また、不具合箇所にもよりますが、アイドリングにばらつきが出ると言ったこともあるそうです。 3
最近では、耐熱性・耐圧性に優れたシリコンホース(※4)が人気ですが、これも消耗品なので、日頃からちゃんとメンテナンスはしておきましょう。

※1. 無負荷状態で最低限度の回転数で稼動し続けている状態のこと。 4
※2. タンク下のガソリンのコック(※5)と、キャブレター(※6)のリアバンク(※7)と繋がっているホース。 5
※3. 流体がもっているエネルギーを有用な機械的動力に変換する回転式の原動機の総称。 6
※4. シリコンで出来たホースでエンジンルームを彩るカスタムパーツ 7
※5. 燃料となる液体やガスの供給経路を開閉するバルブ 8
※6. ガソリンや液化石油ガスなどを燃料とする予混合燃焼機関において、電気などの動力源を利用せずに燃料を空気と混合する装置 9
※7. エンジンのシリンダー(筒)部分の後ろに当たる部分のこと 10  11

アイドリングは安定していて、エンジンのふかしも問題なし。しかし、ブーストのかかりが悪い気がする。

これは、インタークーラーパイピング(※1)の破れの可能性があります。蛇腹(※2)部分やホースバンド(※3)の締め込み部など破れている可能性がありますので見てみましょう。 12

※1. インタークーラーとは、過給機(ターボ、スーパーチャージャーなど)付き内燃機関用補機で、過給機の圧縮により温度が上がった空気を冷却する熱交換器のことで、そのタービンから吸い上げた空気をエンジンへ送るための管のことをインタークーラーパイピングと言う。 13  14
※2. 紙・布・プラスチック・金属などの膜ないしは板状の部材で作られる、山折りと谷折りの繰り返し構造。 15
※3. 全てホースが抜けてしまうのを防ぐ為のもの。 16

まとめ

86のブーストトラブルが起こりやすいのは、ターボ(スーパーチャージャー)の構造が複雑なためで、いつかは不具合が起こると思っていた方が良いでしょう。86のブースト系のトラブルは放っておくと重大な事故に繋がりかねないので、違和感を感じたらすぐメンテナンスに出しましょう。また、トラブルが起こっても、慌てずじっくりとどこがおかしいのか、問題を切り分けていくことが早期回復へのポイントになります。もし行きつけのスポーツカー専門店がないのなら、GTNETをお勧めいたします。スポーツカー専門店でスタッフがみんなスポーツカーを熟知しているので、とても頼りになります。また、困った時に親身になって相談に乗ってくれるので、とても助かっています。